中部飲食料新聞社 注目のトピックス
注目のトピックス
【国産レモンに注目】
ポッカサッポロフード&ビバレッジの、広島県大崎上島町での国産レモンの取組みが着実に成果を出しつつある。同社は広島県とのパートナーシップ協定や大崎上島町との包括協定、呉市との連携協定など国産レモンに関して自治体との連携を行っており、24年には静岡県磐田市とJA遠州中央との連携協定を結び広島県以外にも活動を広げ、25年には国産レモンの生産振興を目指す農業法人「REMONITY」を3社で立ち上げている。
国産レモンの取組みのなかでも中心となっているのが広島県の大崎上島町である。広島県は全国の国産レモンの約6割を占める一大産地であり、なかでも大崎上島は島面積約43km2で島民約7千人、そのうちレモン農家は約100戸あり、全国の約30%を生産している。同社は大崎上島に直営のレモン産地として栽培モデル検証を行っている中野園地をはじめ、後継者不在の園地を引き受けた本郷園地、元研究園地の沖浦園地の3ヵ所を有している。大崎上島町は教育や観光、伝統・文化で高い評価を得ており、同社は町との〝地域共創〟を通じて「産地振興」「雇用創出」「価値向上」を目指す『レモンを通じて人々の豊かな暮らしや地域の活性化に貢献する』を掲げ様々な取組みを実施している。なかでもレモンの機能性研究として町民を対象にしたレモン長期介入研究により、日常的にレモン果汁を摂取することにより血圧上昇の抑制が確認され、健康な状態の維持につながる可能性があることが示唆された。国産レモンの生産量は増加傾向にあり、認知の高まりや需要増などから町への移住についての問い合わせが増えるなど全国的な関心を集めている。なお、移住希望者の動機については同社が取組みを行っていることは大きな要因となっている。
12月10日には佐藤雅志社長による「レモン食育」出張授業を大崎上島町立大崎小学校で実施。佐藤社長によるレモンの歴史や世界での食べられ方、健康効果、同社と大崎上島町の関係などを学び、なかでもレモンに豊富に含まれるクエン酸については、子どもの成長に欠かせないカルシウムの吸収をサポートすることを、水に入れたカルシウムにクエン酸を投入することで劇的に変化する実験を実施。また、レモンと牛乳などを使い、カルシウムを美味しく手軽に摂取できるレモンラッシーを味わった。座学に続いて同社のレモン農園で収穫体験を実施、子どもたちは旬を迎えたレモンの実の大きさに驚きながら丁寧に収穫していった。
大崎上島町・谷川正芳町長は「日本での国産レモンへの関心が高まったのはポッカサッポロの貢献が大きく、さらに収穫したレモンの販売に道筋をつけてくれている。大崎上島を管轄する農協は26年に広島市農協と合併するので、レモンの販路拡大が期待されている。また、大崎上島のレモンをブランド化したいという農家の声もでてきていおり、今後の検討課題となっている」と意気込みを語った。ポッカサッポロ・佐藤社長は「広島に続き静岡・磐田でも国産レモンの取組みを行うのは、国産レモンの生産量を高めていくためには、産地を広げて認知と消費を高めていくことが大事である。また、現在の商品開発は果汁が中心であるが、果皮や果肉を含めた価値提供に努めていきたい」と述べた。
なお、収穫体験を行った同社の中野園地は19年に開設し面積は約50aで同島に3つある同社の園地の1つ。約180本のレモンの木があり、品目はビアフランカ。今年度は約6tの収穫があり、将来的には10tを目標としている。中野園地を含めて同社の園地で収穫したレモンは基本的にJAに納め、地元JAが集荷し加工原料として同社が調達している。なお、同社の方針として「自社園地を増やし自社の収穫規模を拡大していくよりも、地域の農家やJA関係者と連携して地域の収穫規模を増やしていく構想にある」(佐藤社長)としている。
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