中部飲食料新聞社 注目のトピックス

注目のトピックス
【アピタ千代田橋に注目】

改装は直営売場の大規模な刷新を行うとともに、テナントでも「ダイソー」「スタンダードプロダクト」を新規導入する大規模なものでなかでも直営の非食品の改装効果は大きい。
直営の非食品売場は従来の【衣・食・住】の考え方から脱却し、来店客の生活シーンから求められる〝美〟〝癒し〟〝遊〟などの切り口での品揃えと提案を、商品部門を横断した柔軟な展開を実現。例えば浴衣(衣)×ハンディファン(住)や食品レジ前(食)にこたつソックス(衣)の陳列など部門を越えた取組みで新規ニーズを獲得している。さらに2階衣料品売場を一部圧縮し、直営コスメショップ「cosmero(コスメロ)」を新規導入。従来の化粧品の顧客層が40代以上であり、若年層を意識した品揃えで新規顧客獲得と目指した。また、ペット用品は商圏の潜在的なニーズを考慮し1階の食品売場内から3階に移設し、面積を5倍、品揃えを充実しコーナーショップ化した。一方で3階の家電売場は面積を1.2倍に拡大するが取扱いアイテムを減らし、単品拡販に注力。「これまでのユニーはGMSとして総花的品揃えが強みながら、何を選べば良いかわからない売場であった。顧客におすすめ商品を伝え、在庫効率を高めることで常に〝サムシングニュー〟のある買い場を目指した」(アピタ千代田橋店・一柳店長)とした。また、3階に直営ギフトコーナー「ココプラ」を新設し、直営日用雑貨専門量販店「雑貨倉庫」に3tiztoc(ミッツトック)コーナーを設けた。これらの取組みで家電が好調で、特に小型家電が高い伸びを見せた。ペット用品についても40%増と高い伸びを見せており、さらなる拡大の余地があるとし伸長を目指す。ファンシー雑貨売場も若年層の開拓に寄与している。

食品売場は面積の変化はないものの、惣菜の強化や「マジ価格」の展開強化、「驚きの価格に挑戦」コーナーの導入などによる価格訴求を強めた。特に惣菜では人気のおにぎり(カネ美食品「福にぎり」)を平台1台に拡大し大きな反響を得た。さらに直営鮮魚専門店「魚優」の名物〈焼魚弁当〉を鮮魚売場からおにぎりコーナーに移したことで相乗効果を発揮した。また、ニーズの高まる冷凍食品コーナーを拡充し品揃えを強化し、好反応を得ている。これらの取組みで食品売場は全体で9%増と好調で、なかでも惣菜は約120%増で高い伸びを見せている。
館全体でも千代田橋店独自アプリ「アピチョ」を活用したほか、グランドオープン時にダイ抽選会やスペシャルクーポンを配布で盛り上げ、1~3月の来店客数は約9%と向上。また、同店の成功事例は他店舗に水平導入されている。
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