中部飲食料新聞社 注目のトピックス
注目のトピックス
【百貨店の復調に注目】
2022年09月27日
コロナ禍で非常に厳しい状態が続いていた百貨店であるが、行動制限の解除されたことで人流が増加し夏商戦以降は来店客が増加し回復傾向にある。これを受けて名古屋の百貨店では物産展などの催事の充実、新たな需要を喚起するイベント、イメージアップの取組み、改装など様々な取組みをスタートしており、秋冬商戦でさらなる拡大を目指している。ジェイアール東海髙島屋は、人気催事の「第23回 秋の大北海道展」を9月7~20日に10階催会場で開催した。北海道展は年に2回開催し毎年高い人気であり、特に旬の味覚が多い秋の開催は盛況となる。今回は【まだ知られていない道内各地の名物を食べて欲しい】としたバイヤーの想いを込めて道外初出店となる店舗が多く登場するほか、地元特産品にこだわったグルメや食べ比べ弁当など充実のラインナップで展開。出店店舗数は1週目62店、2週目63店で初登場は11店、そのうち東海地区初登場は10店。注目の東海地区初出店の店舗として、イートインの「麺屋 幸咲」は望来豚のチャーシューの味噌ラーメンが大きな反響を呼んだ。余市町の「Punch」は余市産のぶどうを約1房使用したボンボンシェイクの優れた果実の味わいを堪能できるフルーツスタンドを展開し好評を得る。室蘭の「くじら食堂」は地元でソウルフードとして親しまれる豚肉とたまねぎの楽しめる室蘭やきとり弁当を販売。海鮮や肉類、チーズ、菓子など北海道展定番のカテゴリーについても豊富に用意し多くの来場者で盛況となった。
同社広報は「行動制限のないなか、来店するお客様が増えて活発化している。そのなかで秋の北海道店は東海エリアでも一番早い実施であり、来場者が多く人気企画であることを実感する。今回のテーマは道内のまだ知られていない味覚であり、バイヤーが北海道を巡って見つけてきた味を紹介、東海地区初登場が10店、そのうち道外に出るのが初の店舗も3店舗登場している。第1週と第2週で店舗や商品を入れ替え、楽しみ方や変化を提案し来場を促している」と述べた。
名古屋栄三越は、9月19日の敬老の日に合わせて館全体で【敬老の日グルメ】を切り口にした展開を進めた。同社では例年、敬老の日にあわせた展開を進めており、今年は取組みをさらに強化し、〝これからも元気で〟の想いを込めて贈る長寿を祝うグルメを用意。長寿を願うメッセージや鶴の焼印を用いて縁起の良い亀甲柄の箱を使った両口屋是清「敬老の日 千なり」をはじめ、美濃忠「ご長寿餅」やシェ・シバタ「ハーベスト(お元気で)」、サティー「千歳ショコラ」などの和洋菓子を充実。毎年好評の地雷也「長寿弁当」やなだ万厨房「寿の膳」など家族で囲む食卓を楽しめる弁当商材も取り揃えた。同社広報は「各ショップで敬老の日に合わせた商品を取り扱っており、三連休で展開を強化した。今年の敬老の日は三連休に含まれる日程であり、行動を自粛していた昨年までと異なり直接会いに行く機会が増えることを見据えて提案を行っている。また、8階のギフトカウンターでは各店舗の商品を含めて手渡しギフトの提案を実施、館全体で敬老の日の取組みを強化した」とコメントした。
百貨店の復調は消費マインドが冷え込んでいるなか、大きな注目を集めている。
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