中部飲食料新聞社　注目のトピックス

注目のトピックス

【栄の新商業施設に注目】 　

　 　名古屋栄の商業施設の再生・強化が進められているなか、大和ハウスリアルティマネジメントは名古屋市中区に「Ｍａｒｕｅｉ Ｇａｌｌｅｒｉａ（マルエイ ガレリヤ）」を開設、３月31日より営業を開始した。
　　　　　　　　　
同施設は18年に閉店した百貨店・丸栄の跡地にオープン。地上３階建てで２階の核テナントの無印良品のほか、㈱丸栄の新業態のレストラン「ＫＷ ＴＨＥ ＫＩＴＣＨＥＮ ＷＯＮＤＥＲＬＡＮＤ」などの飲食店やスイーツ、惣菜、雑貨など日常生活と食をテーマにした36店舗が入居する。１階と２階のテナントが３月31日にオープンし、３階のレストランやフードホールゾーンは５月末オープン予定。
　　　　　　　　　
注目のテナントとして１階の「パントリーマルエイガレリア店」は、デザインコンセプトを〝ナチュラルで上質〟として、オリジナルブランドに加えて食品添加物を極力使用しない商品を中心に各カテゴリーで展開するコンパクトサイズの自然派スーパーマーケット。出来立て惣菜や弁当も取り揃え、青果や精肉、鮮魚は店内加工で提供する。また、仕入れ商品についてもコンセプトに沿った所品をバイヤーが厳選して展開する。パントリーを運営する大近の西川征裕営業推進部課長は「パントリーはＳＭでも食品に特化したスタイル。食品添加物を極力使用した商品や素材を厳選して展開し食の安全・安心のニーズに対応する。当社のＰＢは約１３００アイテムを取り揃え、大きな特徴となっている。特に牛乳だけで作ったヨーグルトは人気が高く、レトルトカレーやマヨネーズなども好評。東海エリアでは初の店舗となるが、支持拡大を目指していきたい」とコメントした。
　　　　　　　　　
中部フーズの「デリカキッチン マウエイガレリヤ店」は同スタイルの17号店。栄地区の中心に立地する施設の優位性を活用、店内製造の弁当を強化しランチ需要に対応する。また、注文を受けてから調理する丼メニューやにぎりたてで人気の天むすの導入などの試みも行っている。店内には６席のイートインスペースを設けた。中部フーズの纐纈直孝社長は「当店ではオフィスワーカーの多い商圏特性から弁当を強化し、バイオーダーの出来立てのメニューも展開、エリアの昼食需要を満たしたい。周辺のデリカキッチン店舗やにぎりたて店舗との相互協力しドミナントのメリットを活用していく」と述べた。
　　　　　　　　　
このほか、華やかなスイーツ缶を提供する「ＢＡＳＥ」は西尾抹茶など愛知県名物や名古屋名物を用いた商品も展開。ピーナッツ餅などで知られる「尾張菓祥 よし乃」の栄初店舗など多彩な店舗で高い集客を目指す。マルエイガレリアのオープンを機に、栄エリアの集客や活性化がどのように高まるか注目したい。
　　　　　　　　

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