中部飲食料新聞社　注目のトピックス

注目のトピックス

【百貨店が物産展再開に注目】 　

　 　秋を迎えて百貨店が物産展や各種イベントを開催。完全復活には程遠いものがあるが徐々に客足が戻り、催事やイベントの開催で店内に活気が出てきている。
　
ジェイアール名古屋タカシマヤは物産展として約10ヶ月ぶり、北海道展として約１年ぶりとなる「開店20周年記念 第21回秋の大北海道展」を９月９～22日まで開催している。今回は感染防止対策として出店店舗数を昨年より３割減らし、通路幅を約1.5倍に拡大した。キーメッセージに「〝なまら〟お待たせしました！」を掲げ、新鮮な海鮮や乳製品、スイーツなど北海道の味覚を勢揃い。会場には待ちわびたファンが多数来場し活気付いていた。同社広報は「当社20周年記念として東海初出店など話題性のある店が出店。さらに20周年記念グルメとして〝グルメの宝石箱〟をテーマに豪華食材や食べ比べなどの趣向を凝らした企画を実施。お客様の反応も良く、初日から多くの人に楽しんでもらえて嬉しく思う」とコメント。出展者からも「毎回出店しており、今回も常連の方に来てもらえて安心した。不安もあったけど出店して良かった」と語った。
　　　　　　　　　
名古屋三越栄店は「名古屋三越40周年記念 大九州＆沖縄展」を９月９～14日に開催。さらに「名古屋三越40周年記念 秋の大北海道展」を９月16～28日に開催し好評を得た。新型コロナウイルス感染防止のため、会場への出入り口を３ヵ所に限定し、会場内の人数を常時計測してコントロール、さらに飛沫感染防止のビニールシートの設置、通路幅を通常よりも広くする、試飲試食の取りやめなどの取組みを行った。
　　　　　　　　　
人気の高い九州＆沖縄展を今回は同店40周年を記念して特別限定商品や初出店を揃えて盛り上げた。さらに同時開催として「九州焼酎フェア」を実施、10の酒蔵が自慢の焼酎を持ち込み単品の販売だけでなく、飲み比べセットの販売や60種のなかから３種を選んで楽しむ有料飲み比べ企画を行い好反応を得た。　北海道展は物産展のなかでも非常に人気が高く、今回は40周年を記念して「らーめん四代目いちまる」など初出店４店や「小樽タイムスガーデン」の〈小倉あんトースト〉などの40周年記念特別限定品を揃える。また、ホクレン農業協同組合連合会の全面協力を得て「いまこそ、贈ろう 北海道みのりの秋ギフト」企画を実施、北海道らしい秋の味覚を産地から直送するギフトが好反応を得ていた。
　　　　　　　　　
名古屋三越広報は「40周年記念企画として初出店を増やし特別限定品を発売し物産展を盛り上げている。新型コロナ感染拡大防止のため物産展は中止が続いていたが、今回ようやく開催することが出来、お客様からも『待っていた』『今は遠くに行けないので物産展が嬉しい』と温かい言葉をいただけた。新型コロナで旅行が難しい状況であるが、物産展で購入した商品を持ち帰り、家庭で旅行気分を楽しんで欲しい」とコメントした。
　　　　　　　　

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